SJS第16回ウェビナー
「スイスに学ぶ:ネイチャーポジティブな川づくりの最前線」
川に十分な場所を与え、自然に近い形態を取り戻し、生態系や水質を回復させ、水力発電による悪影響を緩和し、レクリエーションの場も創出する。
スイスでは90年代からこういった河川の再生、再活性化が実施されるようになり、今日では市民社会において幅広い理解を得ています。
2011年に改訂された水域保護法では、こういった取り組みをより強化するために、人工的な構造になった水域区間の4分の1にあたる4000㎞について、2090年までに再活性化することが目標に定められました。そして、国・州・自治体・民間の協力の下で、治水と再生と組み合わせて実現していく多くのプロジェクトが各地で進行しています。
本ウェビナーでは、スイスにおける河川再生の現状を、専門団体「水アジェンダ21」のシモーネ・クネヒトさんを講師にお招きし、事例を交えながら分かりやすく、逐次通訳を介して解説いただきました。
ツクル、ミライ。とやまSDGsスペシャル【黒部から世界へ~パッシブタウン 脱炭素への挑戦~】
黒部市で建設されていた木造ハイブリッドのプレファブパネル構法によるパッシブタウン第五期街区は、2025年3月12日に竣工しました。私はこのプロジェクトチームに2022年から、お施主様である㈱YKK不動産のご依頼により、オーストリアの設計者と、日本のお施主様・設計・施工者の間のコミュニケーションをサポートする役割で参加させて頂きました。
このプロジェクトのエッセンスと魅力を、25分にぎゅっとまとめた番組が8月24日にKNBテレビで放映されました。ケイエヌビィ・イー社ディレクターの山屋昌弘さんの作品です(下記リンク)。
第15回SJSウェビナー
「エネルギー自立村ランゲンエッグの持続可能な村づくり」
オーストリア西部、フォアアールベルク州の山間地にある人口1200人の村ランゲンエッグ。
90年代から灯油のない村を実施し、体系的に村づくり、エネルギー転換・気候中立に取り組む事で、オーストリアや欧州でも高い評価を受けて来た村です。オーストリアの自治体のエネルギー政策を評価する制度e5では、長年にわたり最高レベルの5つのeを維持し、ヨーロピアン・エナジーアワードのゴールドマークを獲得しています。
並行して、中心街の機能強化とコンパクトな集落発展のための空間計画、エコロジカルで省エネルギーな木造建築群、地域通貨、福祉の充実などにより、豊かな農村の暮らしを実現しています。2010年にはヨーロッパの村リニューアル賞を受賞し、一躍有名になりました。
本講演では、ランゲンエッグ村の建築・エネルギー担当官として、25年以上前から住民や専門機関と共にランゲンエッグのエネルギー政策を牽引してきた村役場職員のマリオ・バウマーさんに、ランゲンエッグ村の気候中立や持続可能性に向けた近年の取り組みについてお話頂きました。
「2037年気候中立~バーゼル・シュタット準州の気候・エネルギー政策を聞く」
2024年6月28日(金)に開催されたウェビナーを上記からご覧になる事ができます。
第11回SJSウェビナーの舞台は、スイス北部のバーゼル・シュタット準州。人口20万人の経済や産業活動の盛んな、スイス第3の都市です。
1970年代に原発不使用を決めて以来、欧州でも最も先進的なエネルギー政策を打ち出し続け、省エネ・再エネ拡張に取り組んできた州でもあります。既に電力については100%再生可能エネルギーによる供給が行われ、 2022年には住民投票により、2037年に気候中立を達成することが決定されました。
「あと13年でどのように脱オイル・脱ガスを達成するのか?」州の政策を牽引する環境エネルギー局長、マティアス・ナブホルツさんに、現状、戦略や課題について現場の声をお聞きしました。